モコミ、を観る
モコミ
というドラマが好きだ。
私はモコミほど内向的ではないが、外向的ではないので
彼女に共感できるところが大きい。
もちろん、モノや植物の声は聞こえないけれど
聞いてみたいな、とは思う。
田辺誠一さんのお父さん役も良い。
お母さんが、先回りしてモコミの言葉を遮ってしまうところは、私の母親を思い出させ、モコミへの共感が高まる。
しかし、と思う。
本当に最近になって理解したことだが、
母親というのは、心配の気持ちを過剰に持ち、それを抑えることをしなければ、はたまたその過剰な心配を愛情と信じていれば、子どもの考えをよそに、先回りして、母親が信じるレールの上を歩かせようとするものではないだろうか。
私も13歳の息子の母親である。
私には、そういうところはない、と言いたいが、言い切れない。
私の息子は、本当にのんびりしていて、愚鈍な私から見ても、私の何倍ものんびりしている。
そののんびりに付き合っていたら、何も成し遂げることができないのではないかと不安になる。
やりたいことは何?好きなことは?
と折に触れて聞いてしまう。
特にない、わからない、というのが息子の答えだ。
先日、休みの日にまたまたのんびりと息子が言った。
しあわせだなあ…
…もうそれならいいじゃないか、と私は思う。
夢とか未来とか、まぁいいじゃないか、と。